有限会社 マリテーム 代表取締役社長
日本コンシェルジュ協会会員
レ・クレドールインターナショナル
国際会員(1994~2005年)
(レ・クレドールジャパン設立メンバー、Vice President及びGeneral Secretary歴任)
ホテルニューオータニ東京からコンシェルジュとしてのキャリアをスタート。
勤務中、大葬の礼、即位の礼などに参列された世界のVIPを接客。その経験と実績から、世界のVIP来日時には、迎賓館へ赴き接遇を担当。
アメリカ合衆国ニューヨーク州コーネル大学 ホテル経営学科サマースクール修了。その後ホテル西洋銀座のコンシェルジュ、レ・クレドールインターナショナル会員、レ・クレドール 日本支部の設立メンバーとなる。社団法人 東京アメリカンクラブ勤務を経て、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ チーフ・コンシェルジュに就任。オープニングスタッフとしてコンシェルジュデスクとサービスを創設。ワールドカップ日本国開催時には、横浜地域委員会のメンバーとして、VIPの接客と同時に、講演会の講師として海外顧客への接客や対応を指導。
2002年から2004年までフランス、パリとシャンティイのホテルで研修・勤務。帰国後パーク・ハイアット東京 チーフ・コンシェルジュに就任。コンシェルジュサービスの再構築と強化に尽力。
現在は有限会社 マリテーム代表として、ホスピタリティ、コンシェルジュサービスのコンサルタントとして、ホテル業界にとどまらず、おもてなし、接客サービスのプロフェッショナルな人材の研修・育成や、サービスプログラムの開発、数多くの講演会の講師を務める。大学講師として教鞭も執る。
又日本とフランスの文化、芸術、教育、スポーツ、ファッション、食などをテーマとした旅の手配のコンシェルジュとしても活躍中。
1987年 3月 | フェリス女学院大学 文学部英文学科卒業 ホテルニューオータニ東京 ゲストリレーションズ ソーシャルディレクター・コンシェルジュ |
1987年 4月 | 上司であるレ・クレドール国際正会員(米国支部設立者)、米国人チーフ・コンシェルジュよりコンシェルジュのスピリット、業務、神髄など直接指導を受ける。 |
1990年 6月 | 米国コーネル大学ホテル経営学科 サマープログラム修了 |
1991年 7月 | ホテル西洋銀座パーソナルセクレタリー(コンシェルジュ) |
1994年11月 | レ・クレドールインターナショナル国際会員の資格取得 |
1995年11月 | 社団法人東京アメリカンクラブメンバーサービスアドバイザー(チーフ・コンシェルジュ) |
1997年11月 | レ・クレドールインターナショナル日本支部 設立メンバー |
1998年 6月 | 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズフロントグループ チーフ・コンシェルジュ |
2002年10月 | Hôtel Plaza Athénée Paris(仏)チーフ・コンシェルジュより、仏ホテルに勤務するためのコンシェルジュ研修を受ける。 |
2003年 3月 | Château de Montvillargenne【Paris‐Chantilly】(仏最大のシャトーホテル)ゲストリレーションズコンシェルジュ&アジアマーケットセールス&マーケティング・スタッフ(兼任) |
2004年 4月 | 有限会社マリテームを創立、代表取締役に就任 |
2004年 5月 | パーク・ハイアット東京 チーフ・コンシェルジュ |
2005年 9月 | マリテーム代表取締役兼コンシェルジュ・コンサルタントとして、現在に至る。 |
私がコンシェルジュを始めて知ったのは、偶然にも幼い頃、初めての家族と共に訪れたヨーロッパ旅行での最初の訪問地、パリのホテルでのことでした。奇遇にもそれは、パリ、シャンゼリゼ通りから程近い、多くの一流モードのメゾンが軒を連ねるモンテーニュ通りにある、赤いゼラニウムで飾られた美しいホテルプラザアテネでした。 当時、私はまだ幼く、そのホテルのあまりの美しさに魅了され、円形のロビーの中央で呆然とたたずんだものでした。
そんな私に紳士が優しい笑みを浮かべて声をかけてくれました。その人こそが、「コンシェルジュ」だったのです。その紳士は、私にアールヌーボー風にホテルのロゴがデザインされた小さな灰皿と美しいホテルのレターセットをパリ旅行とホテル滞在の思い出にと手渡してくれました。それ以来、私はその灰皿とレターセットを宝物として大切にしてきました。何度か家も引っ越しましたが、今でも灰皿は私の鏡台の上に、レターセットは書斎の引き出しに収められています。そしてそれらを見るたびにあの紳士の優しい笑顔が思い出されるのです。
時が経ち、あの幼い頃の美しい記憶を、他の人達にも与えることができるようにという夢を体現する為、コンシェルジュになりました。コンシェルジュは、一言で言えば「旅の夢を叶える魔法使い」。自分の拠点を置く街を熟知し、正しいアドバイスとそれに伴う手配を可能にしていきます。お客様には、満足だけでなく、“感動”を与えること、これがコンシェルジュの一番大切なミッションです。コンシェルジュに必要な資質、それは語学力、几帳面さ、誠実さ、正直さ、そして人の喜びを自分の喜びとできる優しさです。