今年5月5日、フランスの新しいホテル格付け制度で5ツ星のさらに上の最高ランク、「パラスPalace」に認定された最初の8軒のホテルが発表されました。
フランスでは2009年に格付け法の明確化、ホテル業全体のレベルアップ等を目的として、新たに「5ツ星」を創設。そして2011年11月に最高位「パラス」の創設が定められました。
「パラス」に認定されるにはまず「5ツ星」を獲得している他、設備、サービスなどなんと、234項目にも及ぶ客観的基準についてATOUT FRANCE(フランス観光開発機構)による1次審査、その後各界10人の有識者からなる審査員が2次審査をパスする必要があります。その後、最終決定が下される手順です。
去る5月5日、「パラス認定審査委員会」のドミニク・フェルナンデス委員長は、初の「パラスPalace」ランクに推薦を決定した8軒のホテルを発表し、
それを受け、フレデリック・ルフェーヴル観光担当大臣は以下のホテルの「パラス」格付けを決定しました。格付けの有効期間は今後5年間です。
一度は訪れながら、又出来れば宿泊して、ぜひホテルの最高峰を味わってみてはいかがでしょうか?
パリ
ル・ブリストル LeBristol
ル・ムーリスLe Meurice
ル・パーク・ハイアット・ヴァンドームLe Parc Hyatt Vendome
プラザ・アテネPlaza-Athénée
地方
オテル・デュ・パレ l'Hotel du Palais (ビアリッツ)
レ・ゼレル Les Airelles (クルシュヴェル)
ル・シュヴァル・ブラン Le Cheval Blanc (クルシュヴェル)
ル・グラン・トテル・デュ・キャップ・フェラ Le Grand Hotel du cap Ferrat
(サン・ジャン・キャップ・フェラ)
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フランスでは2009年にそれまで4ツ星デラックスが最高だったホテルの格付けに5つ星が加わり、さらに2010年11月に「パラス」ランクの創設が発表されました。すでに5つ星を獲得しているほか、設備、サービス、営業年数などの客観的基準についてATOUT FRANCE(フランス観光開発機構)が1次審査を行い、各界の10人の有識者から成る審査委員会が2次審査をして「パラス」にふさわしいホテルを観光担当大臣に推薦。そして決定されました。
つまり、「パラス」に認定されたホテルとは、フランス流の卓越性を体現し、観光地フランスの威光を全世界に知らしめることに貢献する施設である証です。様々な客観的要件、特には5ツ星ホテルの認定基準を強化した諸要件は厳しい客観的基準に相当するものです。さらにこれら基準に加え、最高の快適性やサービスを備えています。そのサービスには、言うまでもなく、コンシエルジュ・サービス を筆頭に、多言語を話すスタッフ、 常時食事のサービスが提供可能、 スパ フィットネス施設、 エステティックサロン、マッサージサービスなどがあります。
認定されたホテルは、最高の称号を手にしたといっても過言ではないでしょう。
1)客観的評価基準- 1次審査
*少なくとも30ヶ月前から営業していること(長期休業を伴う全面改装後のホテルは24ヶ月前からの営業)
*5ツ星の格付けを取得していること
*以下に示す面積を超える部屋を備えていること
1人用客室 26㎡(サニタリースペースを含む、5ツ星ホテルは20㎡)
2人用客室 30㎡(サニタリースペースを含む、5ツ星ホテルは24㎡)
*5ツ星を認定基準をさらに強化した基準をクリアすること。
コンシエルジュ・サービス、多言語を話すスタッフ、 常時食事のサービスが提供可能、 スパ フィットネス施設、 エステティックサロン、マッサージサービス など。
上記基準を満たしたと判断されたホテルのみ、観光担当大臣が任命した審査委員会へ推薦されます。
2)審査委員会における主観評価基準-2次審査
*立地の良さ
*ホテルが持つ歴史、由緒、格式
*サービスの個別化、迅速性、正確性、恒常性
*社会や環境への配慮 など