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池田 里香子のコラム:: ホスピタリティ・コンシェルジュの研修、講演、セミナー 企画・主催・運営・実施等のマリテーム池田 里香子が綴るコンシェルジュ・コラム

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2024年フランス カルトナージュの旅

投稿日: 2024年12月24日 23:07

「カルトナージュを極める旅」が無事今年、9月にフランスにて催行されました。
カルトナージュ発祥の地フランスにてカルトナージュレッスン、カルトナージュ作成に使用する布や材料を買い付け、布にまつわる美術館訪問など充実した旅が出来ました。

日本でカルトナージュ作家として活躍中の大場あき胡先生とその生徒の皆さまがフランスにて
「カルトナージュを極める旅」を満喫しました。
今回は2019年に催行して以来2回目の旅の実施。カルトナージュレッスンの手配をはじめ、カルトナージュに必要な布や材料の買い付けのお店の紹介とご案内などサポート。
今回はモンマルトルに拠点を置き、トワル・ド・ジュイの内装のプティ・ホテルに滞在。
思う存分古き良きパリを堪能しました。前回に続き、シャンティイにてローランス先生直々にカルトナージュレッスンを受けました。今回は皆さま、パリで購入した布やリボンでアコーディオンフォトフレームを作成。作品そのものが旅の想い出になりました。その他、染織の歴史を学べるミュールーズにある美術館やヴェルサイユ近郊のトワル・ド・ジュイの美術館を訪問。ヴェルサイユでは手芸用品のサジュー本店にてマネージャーのフレデリックさんの歓迎を受けました。
カルトナージュは、かつてナポレオンの妃ジョゼフィーヌが自分の部屋の身の回りの物を入れる箱を美しい布で装飾したのが始まりだそう。フランスではアール・ド・ヴィーヴル(生活芸術)として発展してきました。
ローランス先生のご自宅には、額装、アルバム、ティーバッグの箱、アクセサリーケース、ペンケース、メモ帳のボックス、ダストボックスに至るまでこの美しいカルトナージュで彩られていました。ますますカルトナージュに魅せられた日々。トワル・ド・ジュイの布は本当に素敵です。インド更紗に端を発したこの染織は、マリー・アントワネットに大変愛されました。ファッションアイコンであったマリー・アントワネットの影響で、ヴェルサイユでもトワル・ド・ジュイは多くの貴族たちの間で愛用され、部屋の装飾、衣装、小物に至るまで様々なものが作られました。いつの時代にも、その染織の技術の高さと美に魅せられます。


Madame Laurence Clause

Album accordéon


Musée Toile de Jouy